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上海博物館・上海美術館 春節無料開放
2008年 2月 12日17:25 / 提供:

 春節の期間に、上海博物館は「中国古代人物画傑作展覧会」と「オランダ・アムステルダム国立博物館珍品展覧会」を開いた。近くにある上海美術館も「華やかな1頁―-北京画院・上海中国画院50年展覧会」を開催した。

 上海博物館の館長の陳ショウ君氏によると、博物館の無料開放は大勢の赴くところとなり、上海博物館は春節期間にまだ具体的な方針を出していないが、「まもなく、3月に具体的なスケジュールが可能」という。

 今回の全国範囲の博物館無料開放方針は永久的である。上海博物館と上海美術館が無料開放を実施すると、成立されて以来、初めて両館が定刻なし・身分制限なしの無料開放となる。明らかになったところによると、中央財政部門はすべての無料開放博物館に補助金を出し、この3年間で一番高い売上げに基づいて全額の補助金を出すという。中央財政と地方財政部門は共に、各博物館が無料開放で設備の購入・スタッフ雇用費を引き受けるという。

 確実な問題として、上海の各芸術展覧機関はまもなく全面的に無料開放となる。しかし、無料開放は全ての人が制限なく見学できるという意味でもない。陳氏は、館内の収蔵品を守るために、方針を実施した後、上海博物館は人数制限の方針を出す。「具体的な制限人数はまだ決めていないが、実施は必ずする。同時に、外国人の見学者への制限も適当に緩める」と、陳氏は説明した。

 財政的には十分な補助があるので、上海博物館も美術館も、無料開放は展覧の質を下げるというようなことは絶対ないと保証した。2008年の5月、上海は北京オリンピックと結びつけ、イギリス博物館所蔵のギリシャオリンピック文物展覧会を開き、「円盤を投げる人」の彫塑などの有名文物が上海で見ることができることとなる。

(実習編集:王 燕華)