１７日夜、小澤征爾氏が率いるウィーン国立歌劇場が、東方芸術センターで『フィガロの結婚』を公演する。１６日、同氏とウィーン国立歌劇場一行は東方芸術センターでリハーサルをした。ウィーン国立歌劇場の俳優は普段着を着て、稽古の時も表情はしっかりしており、美しい歌声は１７８６年の宮廷に戻ったようだ。舞台の中央で、音楽と共に体を揺らしていたのが小澤氏だ。

ウィーン国立歌劇場マネジャーのロアン・ヘイドン氏

指揮者の湯沐海氏によると、健康のため小澤氏はウィーン国立歌劇場の音楽総監を辞めるという。このため、今回の公演は、上海の愛好家にとって初めてだが最後の有名指揮者とウィーン国立歌劇場の演奏になるという。

（編集：曹　俊）