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 上海図書展 4万を超える新書を出展
2007年 8月 14日16:24 / 提供:

  年に1度開かれる読書の会――2007上海図書展は15日から上海世界貿易商城で開催される。13日開かれた図書展第二次記者会見の中で、今回の図書展は読者らに10万以上の種類の書籍と、4万点近くにもなる新書を出展することが明らかになった。蘇州と浙江や他の全国の出版社による多彩な書物が続々と並べられ、40社の上海の出版社が互いに競い合い、この図書展のために新書の制作に励んだ。2007年上海図書展への展示作業は13日から全面的に開始された。

  歴史、人文類の書籍が各出版社の競争の目玉となる新書の作品である。上海世紀出版系列に属する出版社が力を注ぎ制作したのが「世紀人文シリーズ」であり、古くからある244の作品をはじめとし、さらに50以上の新書を出展する。上海人民出版社も南懐瑾作の新書を出展し、また南懐瑾氏の弟子でもある台湾人学者の張尚徳氏は、上海図書展で「国学の巨匠・南懐瑾氏の多大なる貢献」についての講演を行った。

 文学類の書籍は、これまでずっと上海図書展の鍵を握る重要な展示物であり、今回の図書展において、読者らはより多くの優れた文学類書籍を見ることができるだろう。 北京世紀文景文化宣伝会社が推挙する「まったく新しい閲読体験」は、特徴的な人文書籍であり、その中にはトルコ人作家であるオルハン・パムクの作品の他に、一部の優れた「The Kite Runner」といった感動を呼ぶ作品――アメリカ作家サラ・グレアン作の「Water for Elephants(象の涙)」などの、2006年度クイルズ賞を受賞した最近のベストセラーと呼ばれる書籍も出展されることになっている。

 また大学出版による書籍も独自の味わいを出し、上海図書展に学術的息吹きを感じさせるものとなった。上海市の14校もの大学出版社によって構成された上海大学出版社連合体も大学館で約5000種類にも及ぶ書籍を出展する。復旦大学出版社は人文と社会を主とした書籍を出展し、華東師範大出版社は主に教育指導、教育心理、人文社会科学と子供向けの図書を出展、上海外国語大学は最新出版である500種類もの外国語教材、学術の専門著作、辞書などについて書かれた書籍を出展した他、同済大学出版社、上海大学出版社、交通大学出版社、立信会計出版社なども独自の読み物で出展に参加した。

     (実習編集:呉 惠伊)