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ジョン・ウー監督の「中国版タイタニック」映画、最愛の夫人に捧げるラブロマンス
2014年 9月 29日13:36 / 提供:

  2014年9月21日、ジョン・ウー(呉宇森)監督の最新作「THE CROSSING」(太平輪)の記者発表会が北京で行われ、ウー監督はじめ韓国人女優ソン・ヘギョ、俳優ホアン・シャオミン(黄暁明)らメーンキャストが出席した。

  「男たちの挽歌」や「レッドクリフ」で知られるウー監督の最新作「THE CROSSING」は、「中国版タイタニック」と呼ばれる。1949年、上海から台湾に向かっていた大型客船・太平輪号が沈没し、1000人近い乗員・乗客が犠牲になった実話をもとに描く。「レッドクリフ」と同じく前後編仕立てとなり、中国では前編の「太平輪:乱世浮生」が12月2日から公開。さらに後編は来年5月、大型連休に合わせて公開される。

  「中国版タイタニック」の示すとおり、3組のカップルの愛と、そこに襲いかかる沈没事故を描くラブロマンス作品。その中の1組、上海の富豪令嬢と国民党士官を演じたのが、ソン・ヘギョとホアン・シャオミン。ソン・ヘギョによると、5年前に脚本を見せられた時から、この作品のとりこになっていた。シャオミンは脚本を一晩で完読し、「すぐオファーを引き受けた」と語っている。

  バイオレンス描写が持ち味のウー監督にとって、珍しく恋愛を軸にした作品となる。「永遠に変わらない愛」を描くことで、結婚40年近くになる夫人に「この作品を捧げたい」と話す。製作費4億元(約71億円)が投入された超大作だが、これを回収できるかについては、「プレッシャーはあるが、自信は大いにある」と語っている。

 (新華網日本語)

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