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「日本のおいしい麺はラーメンだけではなく、蕎麦もおいしくて健康的だ」―日本食の文化講座
2015年 3月 10日9:49 / 提供:
 上海の街で、日本のラーメン屋はよく見られるが、実はラーメンのほかに、他のおいしくて、健康的な麺類もある。今回、在上海日本国総領事館が文化講座を開き、日本の蕎麦を紹介してくれた。30数人の参加者は会場で蕎麦の知識を聞きながら、自分の手で蕎麦も作った。

 イベントでは、特に川原幸雄氏を北海道から招き、蕎麦の作り方を来場の参加者に教えた。本格的の蕎麦打ちを10年以上もやってきたので、さすがと思えるプロの腕前を見せた。川原氏によると、今は機械で蕎麦を作る店が多いが、やはり手打ちの食感が良いと紹介した。

 紹介によると、蕎麦(そば)は、穀物のソバの実を原料とする蕎麦粉を用いて加工する、日本の麺類の一種だ。歴史は古く、寿司、天ぷらと並ぶ代表的な日本料理である。そばには植物性たんぱく質が多く含まれている。精白米やうどんと比較しても断然豊富だ。そして何より、たんぱく質を構成しているアミノ酸のバランスがよい。特に、発育に大切な必須アミノ酸である「リジン」が、そばには多く含まれている。アミノ酸が不足すると、体の疲れや体力の衰え、脂肪蓄積などを招くことになる。 日本ではとても人気のある主食である。

川原幸雄氏

 中国の年越しでは、北は水餃子を食べ、南は団子を食べるが、日本人は年越しで蕎麦を食べる。

房兆融氏

 今回イベントのスポンサーの上海永谷園貿易会社の房兆融氏によると、今、中国の人は日本の食品の安全、安心、健康を認め、食品への認識も高めている。食品業界に従事する者として、今回のイベントを行って、すごく良いチャンスと思った。しかし、中国人は熱い麺を食べる習慣があるが、蕎麦はもともと冷やして食べた方がおいしいということで、今回もお湯についていろいろ考えた。

イベント現場

(兪静斐 写真も)

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