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南京大虐殺:旧日本軍兵士がハンカチに都市占領日時を記録
2014年 7月 18日11:22 / 提供:新華網日本語

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 【新華社瀋陽7月18日】中国侵略旧日本軍兵士が中国で占領した「武功」をハンカチに書き留めて、それをひけらかした。このうち一枚のハンカチには、中国侵略旧日本軍が南京を占領した正確な日時が手書きで記録されていた。二枚のハンカチは、歴史の証拠物品として学者から重要視されている。

 瀋陽のコレクター、張広勝さんは16日、中国侵略旧日本軍の二枚のハンカチを記者に見せた。この黄ばんだハンカチは同じ形状で、長さと幅は約40センチで、このハンカチには中国侵略旧日本軍が中国の南京、武漢などを占領した具体的な日時と作戦のスローガンを手書きで詳細に記録している。ハンカチに書かれた文字から判断すると、これらの記録は、中国侵略旧日本軍が1938年から1939年に書き記したものだ。

 記者はこのうち一枚の「支那事変出征記念」の文字が記されたハンカチに「中支旅遣中島部隊、大野部隊、恒広隊、石橋隊、中野隊、坂本分隊、昭和12年(注:1937年)12月13日午前3時10分中山門占領。」と書いてあるのを確認した。

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 張広勝さんは、中国侵略旧日本軍は南京を占領した日時は分刻みまで正確で、こういうケースは同類史料においても大変稀であり、「このうち、中山門は南京中山門を指し、中島部隊は南京大虐殺に参与した。」中島部隊は当時、南京紫金山北側から中山門を攻撃して下関まで進撃し、南京大虐殺において首切り役を演じた。

 もう一枚のハンカチには、中国侵略旧日本軍が武漢を占領した日時を記録している。このハンカチには「昭和13年(注:1938年)10月25日武漢三鎮を攻略した」、「大別山、霊峰を突破した」などの文字が記されている。この2枚のハンカチには多くの部隊が署名している。

 ハンカチには「一死報国」と記されている。黒龍江省社会科学院歴史研究所の高暁燕副所長は、この2枚のハンカチは中国侵略旧日本軍兵士の「誓いの言葉」であり、日本軍国主議の普通の兵士に及ぼした影響を知ることができると認識している。

 

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