Home > ニュース > 社会  > 中国、インターネットで日本人戦犯の中国侵略の自供を初公開
中国、インターネットで日本人戦犯の中国侵略の自供を初公開
2014年 7月 4日16:15 / 提供:新華網日本語

?

鈴木啓久

 【新華社北京7月4日】中国中央档案館(古文書館)は3日、日本人戦犯の中国侵略の罪の直筆供述書と関連資料をインターネットを通して公開し、鈴木啓久のものはその最初の一つとなっている。他の日本人戦犯44人の供述書原文および中国語 英語の訳文は、一日に一人分ずつの割合でインターネットで展示し、反駁しようがない証拠によって、世間の人々に日本による中国侵略中の暴行を明らかにする。

 供述書の内容から見て、日本人戦犯45人が中国で犯した罪は主に、侵略政策の企画 推進、細菌兵器製造、毒ガス拡散、人体 生体実験の実施、虐殺や資財の強奪、都市 町の破壊、慰安婦強制、婦女強姦、平和な住民の追放など一連の国際準則や人道主義の原則に違反した、人を激怒させる罪が含まれる。

 新中国成立後、接収管理 拘禁された日本人の中国侵略戦犯は計1109人。1956年に、そのうちの職務が高く、犯行が比較的重い日本人の中国侵略戦犯45人が公訴され、全ての被告はいずれも起訴事実を認めている。

 戦犯の上坂勝は、「私が犯した罪は起訴状で言及したよりもずっと多く、極悪非道な犯罪行為を犯したと言うべきです。」と述べている。

 数十年が過ぎ去ったが、日本人戦犯の記録文書の筆跡は依然としてはっきりしている。しかし、日本の戦後生まれの人々は軍国主義がアジアの人民に与えた苦難の記憶に対してすでに曖昧で、しかもここ数年日本当局は歴史を勝手に扮装し、教育、宣伝などの方面で戦争の罪を絶えず逃れ、侵略の行為を美化している。

 多くの日本に行ったことのある学者はこのように表明している。今では、大多数の一部の日本の一般民衆が「あの戦争」や「大東亜戦争」というだけで、「侵略」とは言わない。東京大空襲だけを知っていて、日本軍による重慶市民への無差別爆撃は知らない。広島の原爆投下が20万人余りの死傷者をもたらしたと述べるだけで、日本軍による南京大虐殺で30万人余りが殺害されたことを否定している。

 中国社会科学院日本研究所の蒋立峰前所長は「今回発表された戦犯の自供はそれ以前に公開された大量の客観的な史料とは大きな違いがあり、これらの戦犯が思想改造や良心の発見を経て自主的に供述した罪の記録で、人間の角度から歴史の本来の姿を復元したもので、日本の民衆を含むより多くの人々に一つの真実の歴史を理解させることのできる機会をもちました。」と述べた。

関連記事