欧米では6月に結婚した花嫁は一生幸せな生活を送ることができるいう言い伝えがある。日本の女性たちも、そんな幸せな「ジューンブライド」に憧れると同時に、結婚式の場所も多様化している。昨年、JR山手線の車両内で挙式した一風変わった結婚式があった。これを受け、雑誌『R25』は先日、全国の227人の未婚の男女を対象に「挙式したい場所」についてアンケート調査を行った。以下はその結果だ。
1位、東京ディズニーランド(43.1%)
2位、自宅(22%)
3位、船(21.1%)
4位、ユニバーサル スタジオ ジャパン(USJ)(13.2%)
5位、宇宙(12.7%)
6位、箱根 彫刻の森美術館(11.4%)
7位、東京タワー(10.5%)
8位、イルカに囲まれた場所(横浜 八景島シーパラダイス)(10.1%)
9位、東京ドーム(6.6%)
10位、公民館(6.1%)
第1位は誰もが知る夢の国、東京ディズニーランドでの挙式。シンデレラ城でデイズニーキャラクターたちに囲まれての結婚式には大金がかかるが、それでも彼ら人気キャラたちとこの日を祝いたいという日本の若者は多い。初デートがディズニーランドで、ここでの挙式には特別な意味があるというカップルも多い。第4位のUSJを選ぶ理由もこれと同じだ。国内最大級の遊園地として、ここは新郎新婦はじめ来賓に無限の喜びを与えてくれるのだ。
自宅か公民館で挙げるカップルは、費用の問題を考慮している場合が多い。船で挙げるカップルは「ゴージャス」、「ロマンチック」という理由であろう。多くの人が子どもの頃宇宙を旅する夢を持っていただろうが、2億円はかかるといわれる宇宙での挙式を望むカップルはさすがに見当たらず、そのまま夢で終わるのがおちのようだ。
結婚式の多様化がする今日、一般概念を覆すような結婚式を挙げることで、一生忘れられない特別な記憶になるのかもしれない。