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室内でタバコ1本吸うだけでPM2.5が基準超過
2014年 5月 25日16:59 / 提供:人民網日本語版

 5月31日の世界禁煙デーを記念し、「健康的な呼吸、すばらしい人生」をテーマとする「第1回アジア太平洋(広州)健康呼吸博覧会(APBE)」が5月30日から6月1日にかけて広州琶洲保利世貿博覧館で開催される。同イベントは広州市タバコ規制弁公室、市タバコ規制協会、広東省室内衛生業界協会が共催するもので、フォーラム10回が開催されるほか、呼吸器科?禁煙担当の専門医師による無料診療・相談会が行われる。

 喫煙はPM2.5濃度にどのような影響を及ぼすのだろう?同博覧会の組織委員会秘書長であり、広州市タバコ規制協会常務副会長?秘書長の陳万鵬氏は、「10平方メートルあまりの部屋の中でタバコを1本吸うと、すぐに空気中のPM2.5が国家基準を3・5倍上回ってしまう。多くの人が重視していないが、室内におけるPM2.5の最も大きな発生源はタバコだ」と指摘する。

 タバコ規制協会の姚蓉賓会長は、「キッチンの調理煙は換気扇を通じて室外に排出されるが、喫煙による汚染はすぐには室内から排出されない。特に長雨が続く季節になると、広東ではドアや窓が締め切られやすい。タバコ規制を重視するべき」と呼びかけた。  

 同博覧会には関連企業100社あまりが出展する。会場では広州の呼吸器科・禁煙担当の医師が、30日と31日の両日、無料診療・相談会を実施する。主催者によると、同博覧会は今後、毎年世界禁煙デーの前後に開催されるという。

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