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「CICAサミット」の七大見どころ
2014年 5月 21日13:26 / 提供:新華網日本語

 アジア相互協力と信頼施策会議(CICA)第四回サミットが20日から21日にかけて上海で開催される。「CICAサミット」はアジアの安全に関心をよせる多角的フォーラムで、中国は「CICAサミット」の創始加盟国であり、2014年から2016年にかけて初めて主席国を担当する。

 政府の最新のデータは、46カ国と国際機関のリーダー、責任者または代表が今回のサミットに出席し、その中には国家元首11人、政府首脳1人がおり、潘基文国連事務総長を含む国際機関の責任者もいることを明らかに示している。

 中国の習近平国家主席はサミットを主宰しまた基調演説を発表して、ロシアのプーチン大統領を含む複数の国家元首とそれぞれ会談を行う見通し。

 今回の会議はCICAサミットの歴史上で一里塚の意義を備えた盛大な会議となることが見込まれ、七大見どころには期待すべき価値があることが明らかにされている。

 ――史上最高のレベル

 「CICAサミット」はアジアの各サブ地域に向けられ、最も多くの国が含まれたアジアの安全・対話フォーラムであり、文明を乗り越え、地域をまたがっている。CICAサミットは創始の際16の加盟国から発展し、現在すでに24の加盟国、13のオブザーバー国と国際機関を擁している。46カ国と国際機関の指導者、責任者または代表が今回のサミットに出席する予定で、これは歴史上最高レベルのもので、そのカバー範囲は更に延びているという。

 ――深みのある「握手」

 中国側はサミット期間中、ロシアのプーチン大統領、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタムバエフ大統領、イランのロハニ大統領の国家元首4人の中国訪問をもてなす予定で、その際習近平主席がそれぞれ4ヵ国の元首と会談、調印式などの活動を行うことになっている。習近平主席はまたアフガニスタンのカルザイ大統領、カンボジアのフン?セン首相、潘基文国連事務総長などの会議に出席するその他の国家元首、政府首脳、国際機関の責任者と二国間や双方の会談を行う見通し。

 20日夜、習近平主席と彭麗媛夫人は会議に出席する貴賓のために歓迎の晩餐会を行い、また「団結と協調のアジア−明日に向って手を携える」の文芸の夕べを共に観覧する。

 ――「アジアの新たな安全保障観」が「弱点」を補い

 アジアは世界で最も発展の活力と潜在力を備えた地域で、安全性への脅威と衝突が激動している「厳しい災害区」及び「高度危険区」でもあり、古い挑戦と新しい問題が共存する。当面、安全協力はアジアの一つの「弱点」だといえる。中国は相互信頼、互恵、平等、協力を特徴としたアジアの新たな安全保障観を提起し、共同安全、総合安全、協力安全や持続可能な安全を共に提唱してゆく。

 ――『上海宣言』が共同のビジョンを描写

 CICAの加盟国は多く、各当事者の利益調整には難度が存在するが、アジア諸国の多様性や相違性がちょうど各国の問題解決のために知恵の源を提供している。サミットは『上海宣言』を発表し、加盟国の国際と地域情勢に対する共通の見方を詳しく述べ、CICAの今後の発展に計画を作り出してゆく。

 ――ホームグラウンド外交

 CICA上海サミットは今年の中国の2大「ホームグラウンド外交」の一つで、今年の中国外交におけるもっとも重要なこととなるだろう。それ以前に中国側は主席国として、CICA サミットでホームグラウンドの優勢を発揮し、中国の主張を提起して、アジアの知恵を集めることを承諾している。もう一つの「ホームグラウンド活動」は11月に北京で開催される予定のAPEC首脳会議だ。

 ――伝統的な安全から非伝統的な安全まで

 当時、カザフスタンのナザルバエフ大統領によるCICAへの打ちたては伝統的な安全問題に対する提起だったが、非伝統的な安全への挑戦はアジア地域で絶えまなく拡散しており、今回のCICAではテロリズム、国際犯罪、麻薬の密造?密売への打撃などの分野でアジアの実務的協力を推進してゆく見通しだ。

 ――「アジアの方式」で相互信頼、ウィンウィンを図る

 アジアの事務はアジアにより主導権が握られるべきで、アジアの安全は真っ先にアジア諸国自身が協力強化を通して実現させるべきで、また完全に実現することができる。アジアはアジア諸国にとって暮らしも落ち着き、心のよりどころもある場所だ。アジア地域の多様性はアジア諸国の生命力と持続可能な発展を維持することの文化的沈積で、「CICA」は地域の優勢を発揮し安全協力メカニズムを構築、推進してゆくだろう。

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