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動物園のパンダが寂しさから「うつ病」か、テレビ鑑賞で回復狙う
2014年 4月 16日9:34 / 提供:新華網日本語

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 2014年4月14日、中国雲南省昆明市の雲南野生動物園で、飼育されているパンダ1頭が最近、寂しさから情緒不安定になり食欲も落ちてしまった。

 2008年6月、四川大地震で壊滅的な被害を受けた臥龍中国保護パンダ自然研究センターから、3頭の子どもパンダ「チエンチエン」「スージア」「メイシー」が雲南野生動物園に預けられた。2012年にチエンチエンが臥龍の研究センターに戻り、今年3月31日にメイシーが故郷に戻った。

 すると、一人ぼっちになったスージアの様子に異変があった。食欲が減り、突然暴れ出すことも。ある市民はスージアが「孤独からうつ病になったのでは?」と指摘。そこで同園の職員がスージアの寝床のそばに大型テレビを設置し、各方面から手に入れた3頭の子ども時代の映像を流してスージアに見せた。するとスージアはエサを食べながらテレビを見て、ずっと鳴き声を出していた。メイシーが生活していた場所にはパンダのぬいぐるみが置かれている。「今後はスージアの精神状態や健康状況を見守りながら、解決策を探していく」と、同園の関係者は話している。

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