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中国人の年越しの予算は? リッチな人は2万元以上を計画
2014年 1月 27日10:09 / 提供:人民網日本語版

 他省で1年間必死に働くのは、帰省して良い年越しを過ごすためだ。年越しのさまざまな予算表が、早くから作成されている。今年の春節は、どれほどの出費を予定しているだろうか?あなたは「貧民クラス」だろうか、それとも「土豪(金遣いが荒く品のない金持ち)クラス」だろうか?このほど広西チワン族自治区の各業界で働く85人が取材に応じ、正月の贈り物、交通費、お年玉、娯楽の4項目の予算を発表してくれた。広西新聞網が伝えた。

 ◆貧民クラス 3000元(約5万円)以下  

 できるだけ節約を…  

 呉さんは南寧市出身の女性で、勤続年数がようやく2年に達したばかりだ。彼女は自分を「貧民」と自嘲し、「給料が少なく、両親と同居している。年越し用品は両親に贈るものがほとんどで、200?300元で果物やお菓子を買うつもりだ。私は自分の衣料品と靴に500元をかけ、両親に1500元のお年玉を贈る。総額で2500元は超えないと思う。私はまだ結婚していないので、親戚の子供にお年玉をやる必要はない。正月は家に引きこもり外出しなければ、これらの費用を節約できる」と語った。  

 ◆小康クラス 3001?1万元(約5万円―17万円)  

 年越しの出費は1?2カ月分の月給  

 2013年から働いている李さん(女性)は南寧市に帰省し年を越そうとしており、初任給を持ち帰省することにわくわくしながらも、不安を覚えている。李さんは母に1000元、祖母に500元、大学生の妹に500元、親戚に500元、数人の子供に600元のお年玉を贈り、年越し用品と交通費は500元以内にする予定だ。李さんは、「この3600元は約2カ月分の給与に相当し、大きな出費だ。しかし家族や親戚の感情を考えれば、負担とは感じない」と述べた。  

 調査を受けた85人のうち、年越しの予算が「小康(まずまずの)クラス」の人が最高の比率を占め、計51人となった。彼らの多くが、年越しの予算は給料1?2カ月分と回答した。

 ◆セレブクラス 1?2万元(約17万円−34万円)  

 「甘い負担」なら喜んで  

 江蘇省出身の王さん(女性)は今年は帰省せず、両親を南寧市に迎えて年を越す予定だ。王さんはすでに両親の往復の交通費として2500元を支払っており、両親に2000元のお年玉を贈る予定だ。王さんは春節に両親を東興市とベトナムの旅行に連れて行く予定で、予算は5000元を予定している。王さんはさらに実家の友人に贈るプレゼント、両親の新しい服を約5000元で購入しており、出費は総額1万5000元ほどだ。  

 王さんは、「いつも帰省するたびに、実家のエアコン、電動バイク、液晶テレビなどの高額な製品を買い替えており、その他の出費もある。最近の年収は約10万元で、何とか耐えられる。数年前は年収が6万元ほどで、年越しの支出を負担と感じていた」と話した。  

 85人の回答者のうち、年越しの予算を1?2万元とする人は17人に達し、多くの人が「耐えられる」と回答した。その出費の多くは年越し用品と、両親へのお年玉となっている。その原因は、「一年間他省で働き、親孝行ができなかったため、金で少しでも補うしかない」だ。  

 ◆土豪クラス 2万元(約34万円)以上  

 年越しの予算を2万元以上とする「土豪」も少なくなく、計7人となった。  

 四川省出身の周さん(女性)は3?4年も実家に帰省しておらず、今年は1家3人で四川省に帰省し年を越そうとしている。3人の往復の航空券は7200元かかり、年越し用品には3000元を費やし、また5000元のお年玉を贈る予定だ。周さんは1万元の旅行費用を確保しており、数日間旅をしようとしている。  

 春節にリラックスしようとしているのは「土豪」だけではない。多くの回答者は、春節に肩の力を抜きたいと答えた。85人のうち、娯楽の出費が3000元を超える人は、11人に達した。

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