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「自宅」で春節用品を購入:中国の若者の春節消費の新しい流行
2014年 1月 26日13:17 / 提供:新華網日本語

 【新華社長沙1月26日】マウスで「支払いを確認する」をクリックし、北京の「80後(80年代生まれ)」のホワイトカラー 張さんは、チョコレート、贈答用の調理済み食品、パイナップルケーキなどのたくさんの正月用品を故郷の四川省へ送った。3日後張さんは帰省して新年を過ごす予定で、「その時にはお正月用品もそろそろ着いているでしょう、直接家まで送り届けてもらえるんです。」

 馬年の春節(中国の旧正月)はすでにカウントダウンに入った。この中国の庶民の心中において最も重要な伝統的な祝日は、親戚 友人への訪問、一家団欒での食事、暖炉囲んでの徹夜などのにぎやかな風習が伴っているものだ。自分の家族との団らんであっても、お客さんを接待するのであっても、酒や飲み物、おやつやつまみ、食糧と食用油などはいずれも欠かせない。そこで、正月用品を購入することは、中国の庶民の年越しには欠かせないおめでたい一環となり、正月用品の販売は毎年盛んだ。

 一世代前の人々が街へ買い付けに行き、また大小の包みを提げて家に帰る伝統的な習わしとは異なり、若者は「自宅」で正月用品を購入するのを特に好むようだ。タオバオ(淘宝網)のオフィシャルデータのプラットフォームである「タオバオ指数」の統計の中で、2013年11月1日から2014年1月22日にかけて、検索を通して正月用品を購入した消費者のうち、「80後」、「90後(90年代生まれ)」の若者が74%を占めたという。

 張さんは、次のように語った。「小さい頃最も楽しみにしていたのは、お父さんやお母さんが私の手をつないで大急ぎで市場に出掛け、正月用品を購入したことでした。」今の自分の仕事が家族から遠く離れているが、正月用品を買うには、かえって「家から出ない」で、1人でマウスをクリックするだけで買い物ができ、「随分と便利にはなりましたが、年越しの味わいが減ってしまい、少し懐かしく思いますが、それぞれの良さもあります。」

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