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日本人はなぜ未成年での結婚が許されるのか
2014年 1月 17日10:41 / 提供:新華網日本語

日

 日本の法律では、女性は16歳から結婚が許されているが、成人年齢は20歳である。日本の民法は、今から100年以上前の明治時代に制定されたものだ。未成年にもかかわらず、なぜ結婚が許されるのだろうか。(※中国の成人年齢は18歳。結婚は男性が22歳、女性が20歳から認められる)

 日本の社会学者は「明治時代の日本人の平均寿命は50歳くらいで、女性は早く結婚して子どもを育てることが望まれていた」と解説する。もっとも、16歳で結婚するには両親の同意が必要となる。興味深いのは、未成年で結婚した場合、法律上は成年として扱われることだ。

 それではなぜ日本は成人年齢を18歳ではなく20歳に設定しているのか。現在、20歳を成人年齢に定めているのは日本を除けばタイ、ニュージーランド、チュニジア、モロッコ、パラグアイ、台湾などである。日本でも世界で一般的な18歳成人にすべきとの議論はあるものの実現はしていない。反対派の意見には「18歳は社会的に未熟」「まだ経済的に親に依存している」「若者への保護が弱まる」「選挙権が関係するため、政治利用される恐れがある」などが言われているという。

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