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日本の冷凍食品から高濃度の農薬が検出
2014年 1月 2日13:28 / 提供:人民網日本語版

 日本の水産・食品大手であるマルハニチロホールディングスの子会社のアクリフーズは12月29日、群馬県の工場で生産された冷凍食品から農薬の成分である「マラチオン」が検出されたとして、すでに出荷された630万食を自主回収すると発表した。

 マルハは11月中旬より、「おかしな味がする」という、20件のクレームを受けた。調査機関の検査結果によると、冷凍ピザやコロッケなど4種類の商品の5点のサンプルからマラチオンが検出された。濃度が最も高かったコロッケの濃度は1万5000ppmに達し、残留農薬基準値の150万倍に達した。

 マラチオンはアブラムシなどの害虫に用いられる殺虫剤だ。これほど濃度の高い農薬が原材料の残留物である可能性が低いことから、アクリフーズは何者かが意図的に農薬を混ぜた可能性があると判断し、警察に捜査を依頼している。

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