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上海出身の中国人留学生が、天皇からの褒章を 
2013年 11月 14日17:37 / 提供:東方ネット

 

 日本の天皇が13日午前、内閣に依頼して、9月に大阪で川に転落した児童を救助した中国人留学生の厳俊さんに「紅綬褒章」と賞状を授与した。同日、日本の安倍晋三首相は首相官邸で、厳さんに感謝状を授与し、日本の青年の模範だと称えた。厳さんは表彰を受けた後、そのミニブログで、「中華人民共和国を誇らしく思う」というメッセージを残した。

 賞状には「中華人民共和国の厳俊さんが、危険を顧みず他人を救助したことを表彰します」と記すとともに、その真ん中に押された「日本国璽」は「極めて稀に見るもの」だ。賞状の最後に署名したのは日本内閣総理大臣安倍晋三と日本内閣府賞勲局長の黒羽亮輔で、賞状と褒章番号は第109号だ。

 現地華人メディアの取材を受けた際、厳さんは「こんな大きな励ましをくれるとは思わなかった。普通の中国人として、するべきことをしただけだ」と語った。在日本中国大使館も、厳さんの勇敢な精神の表彰式を開催し、在日中国大使の程永華氏は厳さんに賞状を授与した。また、厳さんは大阪市観光局に「観光特使」、日本関西地区最大の華字紙のイメージ大使と招聘された。 

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 厳さんは今年9月、大阪地方を襲った台風によって水かさが増した淀川に転落した児童を救助したことでニュースとなり、その後、橋下徹大阪市長から感謝状が手渡された。

 厳さんの在上海の父親は13日、息子が日本で公式な奨励を与えるということを言及したことがあるが、当時、息子が対応していない。この賞を受けるべきかどうか分からないが、在日中国大使館に尋ねた。息子の勇敢な救助行為について、「すべきなことだけしただけだが、現在、入学試験の準備をして、静かに生活して学習するよう期待する」と落ち着いて述べた。

(編集:曹 俊)

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