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天安門車突入・炎上事件に逃走犯5人を逮捕
2013年 10月 31日17:54 / 提供:
28日に天安門前で発生した車両突入テロ事件

 北京市公安局は31日までに、28日に天安門前で発生した車両突入テロ事件が、テロ組織による念入りな計画のもとで行われた暴力テロ事件であると警察側が断定し、事件に関わったと見られる逃走犯5人をすでに全員逮捕したと発表した。  

 北京警察は、今回の事件が発生した後、迅速な対応を見せた。連日連夜、多くの公安機関と協力して対応措置を進めた。現場検証の結果、事件を起こした車両には新疆ウイグル自治区のナンバー・プレートが付いており、車内にはガソリンの入った容器、包丁2本、鉄の棒が置かれていたことが判明した。また、車内からは、宗教的スローガンが書かれた旗も見つかった。さらなる調査の結果、28日正午ごろ、烏斯曼・艾山とその母の庫完汗・熱依木、その妻の古力克孜・艾尼の3人が車で長安街の側道を猛スピードで走り、通行人に向かって突入、2人が死亡、40人が負傷したことが明らかになった。3人は、天安門前にある金水橋の欄干に車を衝突させ、車内に置いてあったガソリンを炎上させ、全員車内で死亡した。

 一方、中国外務省の華春瑩報道官は30日の記者会見で、「天安門前で起きた車突入・炎上事件により、5人の外国人観光客を含む人たちが死傷した。中国はこの不幸な事件に心を痛めている。犠牲者に対する哀悼、犠牲者の遺族および負傷者に対する慰問の意を表したい」と述べた。

 (編集z)

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