Home > ニュース > 社会  > 2013年 上半期中国の新聞紙上に踊った「十大流行語」
2013年 上半期中国の新聞紙上に踊った「十大流行語」
2013年 8月 15日9:37 / 提供:人民網日本語版

 2013年8月12日、北京語言大学国家語言資源モニタリング・研究センター活字媒体センターが「2013年上半期中国主要新聞流行語」を発表した。今回発表された流行語は、「総合」、「中国国内政治」、「国際政治」、「経済」、「科学技術」、「社会・生活」、「文化・スポーツ・エンタメ」の7分野、「社会問題」1テーマに分類されている。中国の主要新聞の「総合」分野の流行語トップ10は、中国の夢、H7N9鳥インフルエンザ、煙霧、神舟10号、国五条、雅安地震、八項規定、プラスのエネルギー、「PRISM」事件、倹約励行だった。

 「2013年上半期中国主要新聞 十大流行語」は、北京語言大動態流通コーパス(DCC)に基づき、コンピューターで計算して取得したもの。流行語のコーパスは、国内主要新聞18紙の2013年1月1日から6月30日までの全文をベースにしている。主要新聞18紙(順不同)は、北京青年報、北京日報、北京晩報、法制日報、光明日報、広州日報、華西都市報、今晩報、南方週末、銭江晩報、斉魯晩報、人民日報、深セン特区報、新京報、新民晩報、羊城晩報、揚子晩報、中国青年報と、中国国内の政府系、主要地方都市新聞、発行部数の比較的大きい夕刊紙を網羅し、中国の主要媒体の言語的特徴と変化適応を代表するものとなっている。2003年以降、北京語言大学国家言語資源モニタリング・研究センターの活字媒体センターは毎年、「中国の新聞に見る上半期流行語」と「中国報道に見る年間流行語」をモニタリングし、発表している。

 マスメディアは、ひとつの社会、ひとつの国家の文化的日記といえる。報道媒体の流行語はすなわち、ひとつの社会、ひとつの民族のある時代における言葉と文化の縮図だ。2013年上半期の流行語は、国内外でこの上半期に発生した重大事件や社会の変化を客観的、正確に記録しており、時代の移り変わりの中で発生している大小の森羅万象を記録するものだ。ある時代の報道機関の流行語を整理し、抽出することで、社会に流行っているシグナルや報道機関が注目したホットな話題に対する理解を助け、精確にその時代の成長の脈動や方向性を知ることができる。

 2013年上半期中国の新聞で見る流行語ランキング

 一 総合

 中国の夢、H7N9鳥インフルエンザ、煙霧、神舟10号、国五条、雅安地震、八項規定、プラスのエネルギー、「PRISM」事件、倹約励行。

 二 中国国内政治

新交通法規、家庭菜園、新型都市化、大部制改革(省庁再編)、簡政放権(小さな政府?政府機構を簡素化して、権限を地方行政部門等に委譲する)、就職難、学習粉糸団(微博のサイト名)、光盤行動(完食キャンペーン)、鉄道部門再編、 「トラもハエも一緒に叩く」。

 三 国際政治

 キプロス危機、ボアオ?アジア?フォーラム、ボストン爆破事件、ボリス・ベレゾフスキー、朝鮮半島情勢、馬肉混入問題、朴槿惠(パク・クネ)訪中、中米首脳会談、 ロケット「ナロ」発射、チャベス大統領死去。

 四 経済

 資金不足、鉄道切符予約購入ソフト、ビット・コイン、余額宝、増値税改革、影の銀行(シャドーバンキング)、中国のおばさん、粉ミルク購入制限、銀行の流動性不足、持ち株買い増し。

 五 科学技術

 3Dプリンター、宇宙授業、 深海潜水艇「蛟竜号」、スパコン「天河二号」、大型輸送機「運-20」、北斗 (衛星測位システム)、iOS7 、地球観測衛星「高分1号」、自然治癒、スペースシップツー。

 六 社会生活

 高温、袁◆害(慈善家)、非正規雇用、限外令(外資の不動産投資規制)、乳幼児用粉ミルク監督管理、偽装離婚、医療保険制度改革、発泡スチロール食器解禁、しまうま運動(中国式道路横断の取り締まり)、中華遺言データベース(遺言を預かる公的組織)。

 七 文化・スポーツ・エンタメ

 ブレードランナー、関天朗、致青春、我是歌手、黄色いアヒル、旅行法、ハニ棚田、カマチョ解任、大文化、漫才「イ尓○上事儿了」。

 八 社会テーマ

 複数の不動産所有、死んだ豚、板藍根、カドミウム米、観光地落書き、厦門バス放火事件、ビタミンC銀翹片(薬の名前)、神農丹、聶樹斌事件、エレベーターの安全。

◆はがんだれに「萬」

○は手へんに難