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「外国産粉ミルク」が安全とは限らない
2013年 8月 7日9:41 / 提供:新華網日本語

 ニュージーランド初級産業部は3日、ニュージーランド乳業大手のフォンテラグループに所属する一部の製品にボツリヌス菌が含まれる可能性があり、汚染された製品は中国市場ですでに娃哈哈(ワハハ)、上海市糖業煙酒集団とデュメックス(Dumex)に混入されたと発表した。しかし、これは外国産粉ミルクが初めて食品安全事件に陥ったのではなく、ここ数年、外国産粉ミルクの不合格が少なくないといえる。

 2013年4月、国家品質検査総局が発表した輸入食品・化粧品の不合格情報のうち8400トン余りの粉ミルクが関与しており、不合格な粉ミルクはニュージーランド、オーストラリア、チリと韓国から来ており、不合格な項目は銅の含有量、ビタミンB12、コリン、ビタミンB6などの含有量が国家規格の要求に合わない。

 2013年1月ニュージーランド第1次産業省の高官は、ニュージーランド産の一部の牛乳と粉ミルク(主にフォンテラの製品に関与するもの)からジシアノジアミド(DCD)の残留物が検出されたことを実証した。注意すべきなのは、早くも2012年9月に、フォンテラは牛乳に対して抜き取り検査をした際、すでに少量の牛乳と粉ミルクの中から少量のジシアノジアミドの残留物が発見されていたが、フォンテラは当時公衆に向けてこの件を発表しなかったことだ。

 2012年8月、香港食品安全センターは数モデルも数種類の日本製新生児用粉ミルクのヨード含有量の不足を相前後して発見し、関与したブランドには明治、和光堂と森永が含まれていた。粉ミルクのヨード含有量の不足は赤ちゃんの甲状腺機能に影響する恐れがあり、甲状腺機能が著しく影響を受けた場合、脳の発育に影響する恐れがある。

 中国農業大学の食品科学と栄養工程学院の朱毅副教授は、外国産乳製品の品質はくつがえすことができるないほど信じられ、消費者が外国ブランドを盲目的に信じる心理状態を早急に変えることが必要で、より科学的な消費観を樹立させ、科学的且つ合理的に幼児の食品を選ぶべきだと指摘している。

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