Home > ニュース > 社会  >  ノーベル賞受賞者スムート氏:中国の有人宇宙飛行の発展は速くコストが低い
ノーベル賞受賞者スムート氏:中国の有人宇宙飛行の発展は速くコストが低い
2013年 6月 18日16:59 / 提供:新華網日本語
  ノーベル物理学賞の受賞者で、米国の天体物理学者であるジョージ・スムート( George Smoot)氏は先日黒龍江省ハルビンで、中国の有人宇宙飛行の発展が速く、「しかも出費をとても抑えている」と表明した。

  スムート氏は「『神舟10号』が再び宇宙飛行士3人を宇宙に送るのに成功して、本当にすばらしいです。」と述べた。スムート氏は6月16日、ハルビン工業大学でテーマ演説を発表した後、必ず長征ロケットの記念品を買って持って帰らねばならないと述べた。

  スムート氏は「宇宙マイクロ波背景放射」の研究での突破により、2006年にノーベル物理学賞を受賞しており、今回の演説では数百人のハルビン工業大学の教師・学生と面と向かって、スムート氏が挿絵も文章もいずれも内容豊かな形式で天体物理上の最先端の知識や研究の心得を皆さんと分かち合い、また質疑応答でハルビン工業大学の学生の宇宙の温度とダークマターなどの方面に関する問題に答えた。

  スムート氏は自己の経験を持ち出して研究を行う際は受賞を目的としなく、もっと興味から出発するべきだと中国の学生を励まし、また中国の学生にも招待を申し入れ、「中米間のすでに存在する協力プロジェクトを利用して、米国まで勉強へ行き、科学技術における国際協力の波に溶け込むよう努力してください。」と述べた。

  長年に渡って、ハルビン工業大学は一貫して宇宙飛行の特色を維持し続けており、「中国有人飛行プロジェクトにおける際立って貢献した集団」の名誉称号を獲得したことがあり、この称号を獲得した中国で唯一の高等教育機関だ。

  ジョージ・スムート氏ら一行5人は現在ハルビンで開催中の第24回中国ハルビン国際経済貿易商談会にも参加する予定だとのことだ。