Home > ニュース > 社会  > 既婚未出産の女性は、子供がほしくない 経済、住宅の問題が4割近く
既婚未出産の女性は、子供がほしくない 経済、住宅の問題が4割近く
2013年 5月 16日9:58 / 提供:

 15日は国連が決めた20回目の「国際家庭デー」である。今年の「国家家庭デー」のテーマは、「社会融合と世代間の団結を推進する」ことだ。だが、仕事と家庭の圧力で、出産養育問題、少子化と老齢化からの家庭養老問題や流動からの外来家庭の多重発展問題が、上海の家庭が直面する三つのメーンの問題となった。

 仕事と家庭をかねるように、より多くの女性は遅く出産することを選び、さらに、出産しない願望も顕著に強くなっている。上海など5都市の既婚女性(未出産)を調べた結果、「子供がほしくない」理由について、3.13%が健康問題で、「経済、住宅問題」で子供がほしくない女性は37.5%を占めてトップとなった。遅く出産する理由では、「仕事と学習のニーズ」(42.98%)、「一定の時間、リラックスしたい」(21.05%)と経済、住宅問題(19.30%)がメーンの理由となった。

 調査によると、上海の0〜6歳の幼児の面倒では、両親が担当するのは32.8%で、6割以上の家庭の子供では祖父母が担当し、かつ児童年齢の成長によって、祖父母が担当することが増える。1歳以下の55.8%から3〜6歳の72.9%に増加した。祖父母の参加は両親の仕事と家庭の二重の圧力を緩和するにもかかわらず、長い目で言えば、「隔世代化」または「両親の職能の弱化」の傾向は、親子関係の疎遠を招き、数多くの児童の発展と家庭世代間の問題を引き起こす。

 また、少子化と老齢化からの家庭養老問題も軽視することができない。2012年の上海の戸籍人口が1426.93万人で、家庭が524万世帯、1世帯当たり2.7人で、人口の老齢化と少子化が並存している。上海市の戸籍人口で、60歳以上の老年人口数は2005年の266.37万人から2012年の367.32万人に増加した。占める割合は、2005年の19.58%から2012年の25.74%に増加した。老齢化が進むうちに、養老問題も潜んでいることが顕著なことに変わっている。

 上海にとって、流動人口の上海家庭での規模は増加する勢いだ。それも外来家庭の多重発展の問題をもたらした。2012年の関係サンプリングによると、流動人口が上海家庭での規模は2010年の2.22人から2012年の2.48人に増加し、家族での移転も顕著になり、特に4人以上の家庭の割合が2010年の11.6%から2012年の19.7%に上昇した。

 時間の移り変わりによって、流動人口の上海での出産の割合も大幅に高まっている。15〜49歳の流動出産年齢層の女性が生まれた1990〜2011年生まれの子供6678人を調査対象にした調査によると、1990年に生まれた子供で、2.3%だけが上海で生まれた。2011年で生まれた子供で、58.8%が上海で生まれた。

 専門家によると、家庭政策の作成は問題家庭の余剰型課程政策から多数家庭の普遍的な課程政策に転化するわけだ。社会発展は現代過程が優生優育をより重視し、生まれた人口の質を高めて、出産、養育、育成という「三育」サービスにより注目し、出産、生命、生活という「三生」の質を全面的にアップさせ、老人を尊敬する社会的な雰囲気を積極的に作り、流動人口と上海戸籍人口の文化融合を重視する必要がある。

(編集:曹 俊)

関連記事