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共同視察グループ:H7N9型鳥インフルエンザウイルスの継続的なヒトからヒトへの感染を実証する証拠はない
2013年 4月 23日16:54 / 提供:新華網日本語

 22日に開かれた上海市政府の記者会見で、中国及び世界保健機関(WHO)のH7N9型鳥インフルエンザウイルス拡大防止共同視察グループの専門家らは、現時点で、H7N9型鳥インフルエンザウイルスのヒトからヒトへの感染が継続的に可能なことを実証する証拠はなく、限定的なヒトからヒトへの感染が可能かどうかについても明確な結論は出ていない、と説明した。

 共同視察グループの外国側リーダーを務めるWHOの福田敬二事務局長補佐は、上海で発生した家族間の複数感染の症例については、共通の動物、又は環境に接触した体験があるかどうか、さらにはウイルスのヒトからヒトへの感染が可能かどうかについても考慮すると述べた。保健機構(WHO)はこの件に対してすでに行動を初め、流行病学調査を積極的に実施しているが、現在までに明白な答えは出ていないという。

 福田事務局長補佐は、中国では症例が確認された密接な接触者に対して血型学調査を実施中で、この調査結果はウイルスのヒトからヒトへの感染の可能性を把握するのに役立つとの見通しを示した。

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