ユネスコ・国連教育科学文化機関の「親善大使」に任命された初の中国人芸術家、作曲家の譚盾が21日、パリのユネスコ本部で記者会見を開き、「音楽と文化を融合して、水資源の価値と保護の重要性を訴えていく」との考えを示した。 　

　ユネスコは、譚盾が音楽を通して異なる文化間の対話を推進し、水を含む自然資源と言語の多様性に関心を寄せていることなどを高く評価し、親善大使への任命を決めた。

　21日の記者会見で、譚盾は「自然環境が良く発展しているかどうかは、水を見れば分かる。水が良ければ、管理や教育、文化、体制が良いことを示す。水資源が良く保護されていなければ、努力すべきことが多い」と述べた。