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中国最大の高齢者介護サービス市場には多様なニーズ
2012年 11月 28日17:18 / 提供:新華綱日本語

 2012年11月23日、台湾・経済日報は「大陸の1950年代生まれ世代は、スタイリッシュな老後を望む」とした記事を掲載。記事によると、中国最大の高齢者介護サービス企業・北京太陽城グループは、市場にひそむ多様なニーズを指摘し、「すべての業態が成功するとは限らない」との見解を示している。

 同グループの朱鳳泊(ジュー・フォンボー)会長は、「高齢者向けサービス市場が試行錯誤の状況にある今、まさに進出の好機なのです。また、高齢者たちのニーズは一貫したものではなく、セグメントによって異なる傾向が出ている」とし、潜在市場の可能性を示した。

 今後10〜20年で主要ターゲットとなるのは、1950年代生まれ世代。彼らの多くは生活に娯楽やレジャー、文化的活動など“スタイリッシュな老後”を求めている。携帯メールで連絡をとりあい、「老後は一緒に楽しみましょうね」と友人と約束しあうような世代だ。

 現在の市場で、進出に積極的な外資企業は日本企業が多い。介護施設を中国に建設しようと計画する台湾企業もあるが、どんな業態でも中国で受け入れられるとは限らない。とくに求められているのは、集合住宅の敷地内で展開する食事つきのデイサービス、先進的な医療機関などだという。

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