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国慶節・中秋節の大型連休の人出、3億6200万人
2012年 9月 30日10:17 / 提供:新華網日本語

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 2012年9月26日、都市時報は、今月30日〜10月7日までの国慶節?中秋節の大型連休に旅行や帰省などで出かける人は、3億6200万人に上るとの中国旅行研究院の試算を報じた。連休期間が長いことに加え、高速道路無料化と観光スポットの入場料が下がることも人々の計画に影響を与えそうだ。

 「車で旅行に出ないと、今回の政策に申し訳が立たないってもんだよ」。上海の外資系企業に勤める王さんは早速ネットで自動車旅行の仲間を募集し始めた。高速道路が無料になれば、移動にかかる経費の30〜40%を節約できる。入場料が値下げされる観光地は全国で180カ所に上るとみられ、入場料は平均37%ほど安くなるもよう。この中には最高級観光地に指定されている5Aランクの観光地も13カ所含まれる。

 自動車旅行が盛り上がるにつれ、レンタカーも新たな移動の選択肢になった。車を所有していない人がレンタカーで旅に出るだけでなく、連休を利用して帰省する人々にも選ばれている。北京のレンタカー会社によれば、エコノミータイプのセダンが最も人気があり、一部の支店では人気車種は9月中旬には予約がいっぱいになったという。

 多くの人が旅行に出たり実家に帰るなどするなか、そろばんをはじいて自ら休日出勤を買って出る人もいる。8日間の連休のうち、法定休暇である前半は規定により給与が3倍、調整日扱いの後半は2倍になるのだ。また、大型連休がビジネスチャンスになる業界もある。「大型連休は新たな顧客開拓のチャンスです。お得意様とお付き合いできるいい機会でもありますし」。不動産販売を手掛ける王さんは、この連休中に契約を取れば少なくとも2倍の残業代を得られるため、「結婚資金の目標額に近づける」と考えている。

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