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中国の大卒者、半年後に約1割が失業状態に
2012年 6月 18日10:07 / 提供:Record Chinaと新華綱日本語

 【新華社北京6月18日】レコードチャイナの報道によると、中国でこのほど「2012年中国大学生就業報告書」が発表された。同報告書によると、本科 高職高専(日本の高等専門学校に相当)卒業生の就業率の差が引き続き縮小した。2011年度大学卒業生の半年後の月収は2766元(約3万4575円)に達し、2010年度の2479元から287元増加した。中国広播網が伝えた。

 同報告書によると、2011年度の大学卒業生のうち、82.1%が卒業から半年後に常勤 非常勤の職に就き、1.6%が起業し、9.3%が失業(うち1.1%が国内外での大学院受験を予定)し、6.1%が就活を続けており、2.1%が就職と進学を諦めた。就職難を受け、2011年度の本科卒業生のうち、就業を避け大学院進学を目指す人が、2010年度と比較して2.5ポイント増加した。

 2011年度の大学卒業生は608万2000人に達した。上述した比率に基づき計算すると、約57万人が失業しており、10万人以上が「親のすねかじり」となっている。

 同報告書は、2011年度大学卒業生の半年後の社会需要や育成品質のサンプリング調査をもとに作成された。調査対象者は46万人余りに達し、中国の31の省 自治区 直轄市の2093校、1247の専攻を調査範囲に収めた。

 

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