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中国、初の児童の栄養発展報告を発表
2012年 6月 1日17:04 / 提供:中国国際放送局

 中国衛生部はこのほど、初の児童の栄養発展報告を発表し、中国の貧困地区の栄養問題が依然として大きく、農村地区の児童の出生時の低体重率(誕生時の体重が2500グラム以下の子供の割合)と成長遅緩率が都市部と比べ3〜4倍となっていることを明らかにした。

 衛生部母子保健と社会衛生局の秦懐金局長は、31日に行われた記者会見で、「ここ数年、中国の児童の栄養情況は改善され、都市部の児童の平均成長レベルはWHO 世界保健機関に定められている児童成長基準に達し、欧米諸国の同年齢の児童の平均レベルに近づいている。しかし、都市と農村の児童の間では、著しい差が存在している。貧困地区の児童の栄養問題が大きく、両親が外地で出稼ぎに出ていてひとり家で留守を守る児童の栄養情況を改善していく必要がある。また、都市と農村の児童の肥満問題も現れてきている」と述べた。