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7歳以下の2割がインターネット利用 調査報告
2012年 5月 23日17:17 / 提供:人民網日本語版

 中国少先隊事業発展センターがこのほど発表した「2011年中国未成年インターネット・ソーシャルネットワーキング利用状況調査報告」によると、学齢前の児童のインターネット利用率は、7歳を区切りとすれば26.2%に達する。携帯電話やタブレット型コンピューターなどが流行し、普及するのにともない、幼児のネットへの接触は一つの現実になったという。

 この報告は同センターが6年前から発表しているもので、今回は5回目になる。

 ▽ミニブログが未成年の新たな社交ルートに

 同報告は2011年のネット界の話題としてソーシャルネットワーキングを選び、検討を行った。調査データによると、調査対象者の66.5%がチャットサイトのQQ聊天を利用したことがあるとし、15.6%がソーシャルネットワーキング・サービスの人人網を利用し、18.8%がミニブログの騰訊微博を、11.4%が同じくミニブログの新浪微博を利用している。

 同センター新メディア事業センターの季琳副主任は、「社会がネットワーク化する中で、インターネットも同じように社会化している。子ども達のネットを通じた社交はこうした大きな流れの一部分だ」と話す。

 同報告の分析によると、未成年がネットでの社交に参加する場合、QQ聊天やソーシャルネットワーキング・サービスのQQ空間が主なルートだという。またこの1年ほどの間に、ミニブログも未成年のネット社交の新たなルートになったという。

 ▽7歳以下の2割がネット利用

 幼児のネット利用がますます一般的なことになっているのが、今回の調査での重要な発見の一つだ。同報告によると、「7歳を境界とすれば、学齢前の児童のネット利用率は26.2%に上る。携帯電話やタブレット型コンピューターなどが流行し、普及するのにともない、幼児のネットへの接触は一つの現実になった。こうした『小さなネットユーザー』には特別な関心を払う必要がある」という。幼児のネット利用は多くの場合無意識に行われており、両親の影響を受けていることが注目されるという。

 また同報告によると、過去6年間の調査データからわかることは、多くの親が子どものネット利用は利益より弊害が大きいと考えていることで、こうした態度は6年間でほとんど変化していないという。

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