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中国:出稼ぎ農民の総人数=2億5000余万人
2012年 4月 29日9:01 / 提供:新華社

 「中国国家統計局」の発表した報告によると、抜き取り調査では、2011年、全国の「農民工」(出稼ぎ労働者)総人数は前年(2010年)同期比で4.4%増えて2億5278万人に達した。そのうち、出稼ぎ中の労働者は前年比で3.4%増えて1億5863万人に達したという。  

 「2011年中国農民工調査監視報告」によると、東部地区は依然として「農民工」の主な殺到目的地だが、中・西部地区の収容能力は強まっている。2011年、東部地区で働いた「農民工」の人数は「農民工」総人数の65.4%を占め、その割合(65.4%)は前年(2010年)のそれを1.5ポイント下回った。中部地区で働いた「農民工」は「農民工」総人数の17.6%を占め、0.7ポイント、西部地区で働いた「農民工」は16.7%を占め、0.8拡大した。あとの0.3%の出稼ぎ農民は中国?香港、マカオと台湾及び国外で働いた。  

 報告によると、2011年、他省に来た「農民工」の人数が減少し、これまでに他省で働いた「農民工」の人数が省内で働いた「農民工」の人数を超えた仕組みを変えた。「農民工」は主に製造業、建築業とサービス業に従事し、それに建築業に従事している「農民工」の人数は明らかに多くなった。年齢が大きくなるに従い、「農民工」の就業安定性も次第に向上しているという。  

 所得面で報告によると、「農民工」の所得が大幅に伸びた。2011年、全国の出稼ぎ労働者の所得平均は2049元/月と2010年を21.2%上回った。中・西部地区の給与所得の伸び幅が東部地区を超えたため、東部と中・西部地区の給与所得の格差も縮小した。なお、給与の延払い状況と出稼ぎ労働者の勤務時間が比較的長い状況とも改善した。同時に社会保険に加入した「農民工」への給付金を引き上げたが、依然として比較的低いレベルにある。  

 出稼ぎ労働者とは、調査年度に本郷?鎮以外の地域で6ヵ月及びこれ以上働いた農村労働力のことだ。