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中国、食品安全の主要問題は食中毒
2012年 4月 17日15:53 / 提供:中国国際放送局

 中国の技術分野における最高研究機関・中国工程院のメンバー・陳君石院士は14日、最新の調査結果を発表し、中国では平均して、6人に1人の割合で食中毒にかかっていることを明らかにした。  

 これは、中国科学技術協会による『食品安全宣伝概要(大綱)』の作成発足式で明らかにされたものだ。この中で、陳院士は「食中毒は、中国の食品安全分野における主要問題になっている。社会全体に向けての宣伝と教育が必要だ」と強調した。  

 国務院食品安全委員会弁公室が公布した『食品安全宣伝教育工作概要(2011-2015年)』では、食品安全をめぐる宣伝と教育の長期的メカニズムが求められていて、政府や企業、業界団体、専門家をはじめ、消費者とメディアがともに参加するよう呼びかけられている。2015年末までに、食品安全基本知識の認知度を80%以上に、特に、小中学生の認知度は85%以上に高めることを目指している。  

 一方、中国科学技術協会の『食品安全宣伝概要』は完成後、6月半ばの全国食品安全宣伝週間の期間に発表されることになっている。