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中国が世界第3の美容整形大国に 失敗の訴えも10年間で20万件
2012年 2月 26日15:10 / 提供:人民網日本語版

 中国では過去10年間に美容整形が盛んになる一方で、手術処置で容貌が損なわれたとの訴えも20万件に上っている。「経済之声《天下財経》」が伝えた。  

 国際美容外科学会が上位25カ国地域を対象に行った調査によると、2009--10年に中国では340万件以上の美容整形手術処置が行われた。内訳は外科手術が180万件、非外科手術的処置が160万件。ニューヨークタイムズ紙によると、中国は米国とブラジルに続く世界第3の美容整形大国だ。在中国韓国大使館によると、韓国美容整形旅行に参加する中国人に昨年発給したビザは1073件で、前年の5倍近くに達している。  

 中国美容整形業界の市場規模は2010年に約3000億元に達し、2000万人以上が働いている。年平均40%以上の急成長を示し、上流企業にいたっては年60%も売上を伸ばしている。  

 市場拡大と同時に、美容整形機関のレベルもまちまちとなり、手術処置のリスクが高まっている。中国消費者協会によると美容整形に関する苦情は例年多く、美容整形で容貌が損なわれたとの訴えは年平均2万件、過去約10年で20万件に上っている。