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「仕事楽しくない」7割 中国ネット調査
2011年 12月 2日15:54 / 提供:人民網日本語版

 仕事は現代人の生活において最も重要な部分であり、生活が楽しいかどうかを左右する重要な要素だ。人民日報が発行する健康雑誌「生命時報」がこのほど、中国最大のポータルサイト「搜狐」と「新浪」と協力し、同2社の「健康チャンネル」を通して「仕事が楽しいか」とのテーマでインターネット調査を実施。その結果、7割の人が「楽しくない」と感じていることが分かった。

 同調査には、主に金融や教育・育成、広告、メディア、医薬、不動産などの業務に携わっている人が回答した。結果、45.3%の人が「仕事の時、楽しくない時間が多い」、24.2%の人が「全く楽しくないので、仕事を変えたい」と回答した。楽しくない原因として一番多かったのが「プレッシャーが大きい」で25.2%、その後に「收入が少ない」(16.8%)、「将来性がない」(19.8%)が続いた。このように楽しくない仕事に毎日追われているという現代人の姿が浮かび上がってくる。蘇州栄格心理コンサルティングセンターの王国栄シニアスーパーバイザーは「生計を立てるだけのための仕事なら、楽しくないのは当たり前だろう」とし、「多くの人が生計を立てるためだけに働いたり、仕事を選ぶ際に何の目標もなかったりするため、明確な職業計画もなく、仕事に何の規則もない状態に陥っている。そのため仕事が楽しくないのは当然」と指摘している。現代社会は生活のペースが速く、人々は自然と生活上の大きなストレスを抱えるようになっている。そんな中、人間関係の問題や頻繁な残業、不公平な待遇など仕事が順調にいかず、すぐに調整することもできない状況であれば、悲観的な気持ちになり、途方に暮れてしまうだろう。

 仕事が楽しくないなら、まず何かを変えてみよう。例えば、まず仕事の目標を明確にし、非現実的な考え方は捨てよう。今携わっている仕事を一種の事業と考え、積極的かつ自発的な態度で仕事に取り込むのだ。次に、仕事で困難に直面したり、挫折を経験したりしたら、直ちに上司や同僚と進んでコミュニケーションをとったり、家族や友人に助けを求めたりして解決を図ろう。また仕事の中で自己を高め、自信をつけるよう努力してみよう。目標を細分化し、小さな目標を一つ一つ達成する。こうした目標の実現過程こそ自己修養にほかならない。このようにすることで、達成感を味わうことができ、仕事への情熱を持つことができる。最後に、企業側も従業員のためにリラックスできる環境を整え、健全で安定した仕事や公平・公正な職場制度を提供することで、従業員の仕事にまつわるさまざまな悩みを解決することができる。

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