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中国公務員試験、資格審査通過者ゼロが473ポスト 締め切り4日前
2011年 10月 21日17:16 / 提供:人民網日本語版

 中国の2012年度国家公務員試験は、史上最も難しいと言われていることもあってか、応募締め切りまであと4日と迫った20日午後2時半の時点で、資格審査の通過者がいないポストがなお473あり、応募希望者にとって狙い目となっている。中国国家公務員局が21日明らかにした。

 同局の採用試験司が20日発表した情報によると、全体的に見れば、応募状況は良いものの、今回は受験資格が以前に増して厳しくなったため、いくつかのポストは資格審査の通過者がまだ出ていない。同局がまとめた統計によると、資格審査の通過者がまだ出ていないポストは交通部の長江航運公安局、遼寧海事局、国家海洋局の南海分局、中国民用航空局の新疆ウイグル自治区管理局、新疆ウイグル自治区国税局、内モンゴル自治区炭鉱安全監督局、ハルビン市鉄道公安局など中央国家行政機関直属の機構や出先機関が圧倒的に多く、計324ポスト。また、国務院(政府)が公務員法に基づき管理を行う事業機関では、気象、地質、水利、海洋、統計など作業内容がきつく敬遠されがちな機関を中心に131ポストが応募者ゼロ。一方、共産党委員会所属の各部門や工人連合会などの中央党群機関は応募者ゼロが7ポスト、中央国家行政機関は11ポストと比較的順調。

 一方、21日午後7時の時点で最も競争率の高いポストは、国家民族事務委員会の「民族理論政策研究室科研管理処の主任科員以下」のポストで、2000倍近い倍率になっている。それに続いて高いのは、国家民族事務委員会の「民族理論政策研究室の総合処の主任科員以下」のポストで1730倍。

 

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