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空港で元日本留学生が母親を刺した事件の審理開始
2011年 10月 20日17:23 / 提供:

  浦東空港での「息子が母親をナイフで刺す」事件の審理が19日午前9時半、上海浦東新区人民法院で始まった。被告の汪容疑者は傷害罪で起訴された。

  検察官が事件を陳述するプロセスで、汪容疑者は言葉が少なく、質問された時、空港で母親と何を話したかをはっきりと覚えないし、母が怒ったと思ったと答えた。また、母親を刺したと明らかに語った。なぜナイフを出して、どんな状況でナイフを出したのかは、はっきりと覚えないと述べた。悪いことをやって、恥だと思い、自分の母親を正視できなかった。

  約半年の治療と休養を経て、母親の顧さんは体が徐々に回復してきたが、心の傷は依然としてある。審理で、被告が自分を刺した後、自ら現場を離れたことに対し、顧さんは「自ら離れたことではない。自分が刺されてから、離れて、あなたを責めない。私は離れてと言ったが、家族でないようなことを見たくないからだ」と述べた。

  今年3月31日午後8時半頃、日本へ5年間留学した汪容疑者がNH921フライトで、日本の東京から上海浦東空港に到着した。ターミナル2に迎えに来た母親の顧さんと金の問題でけんかをした。そして、23歳の汪容疑者は、荷物からナイフを出して母親を9回刺し、母親は胃、肝臓など数カ所の内臓が破裂し、現場で意識がなくなった。汪容疑者はまもなく急行した警察官に捕えられた。6月16日、汪容疑者は精神分裂症にかかっており、限定的な刑事責任能力しかないが、審理を受ける力があると司法鑑定科学技術研究所鑑定センターに鑑定された。

(編集:曹 俊)

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