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独身者の寿命は既婚者より10年短い
2011年 8月 29日13:57 / 提供:「人民網日本語版」

 独身生活にも多くの喜びや楽しみがあるが、寿命に関しては、既婚者より短命だそうだ。米国の疫学学術誌(The American Journal of Epidemiology)が最近、独身生活には多くの深刻な健康上の危険が潜んでいる可能性があり、早死にするリスクが高いという新しい研究結果を掲載した。人民日報が発行する健康雑誌「生命時報」が報じた。  

 米ケンタッキー州のルイスヴィル大学の研究グループは、過去60年にわたって約5億人を対象に行ってきた90項目の関連研究を分析した結果をこのほどまとめた。それによると、独身女性の寿命は既婚女性より平均7-15年短く、独身男性は既婚男性より8-17年も短い。また独身男性の死亡率は結婚している人より32%も高く、独身女性より23%も高い。30-39歳の人だけを見ると、独身者の死亡率は既婚者よりも28%高いのに対し、70歳になると12%高いだけにとどまっている。  

 既婚者の寿命が長いことについて、同研究の責任者である同大学の社会学教授は「既婚者が得ることのできる家庭や社会などからのサポートが独身者より多いことと関係している。例えば結婚すると、配偶者同士が互いの食習慣に気を配ったり、体の調子が悪いと病院にいくよう勧めたりするようになる。それが健康をないがしろにせず、結婚後の生活をより健康的にしている」と分析している。 

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