Home > ニュース > 社会  > 月餅の老舗の前で、長い列に並ぶ=上海
月餅の老舗の前で、長い列に並ぶ=上海
2011年 8月 18日16:40 / 提供:東方ネット
真老大房の店舗の前で、長い列を並ぶ肉入り月餅の購入者ら(資料写真)

 中秋節が来ていないが、各種の月餅は早めに発売され、市場シェアを争っている。今年、月餅は依然として値上げの勢いで、伸び率が基本的に10%前後を維持すると見られる。

 原材料が普遍的に値上げになっているが、今年の月餅の価格もアップしている。老舗の杏花楼には、一部の月餅が0.5元値上げして、伸び率が約10%だ。だが、箱包装の杏花楼、新雅月餅の価格は、ほとんど昨年と横ばいだ。

 肉入りの月餅はずっと、上海市民の人気商品だ。肉の値上げによって、この月餅は10%以上値上げされた。たとえば、老大房である。3元以下の肉入りの月餅は見つけにくい。

 だが、消費者は好きなものに対して、けちではない。光明邨大酒家、真老大房などの肉入りの月餅は、売れ行きが好調で店頭の前で長い列ができることもよくある。待ち時間は10分間から1時間まで。

 また、列に並んで購入するのは、市民が好きな精進月餅だ。たとえば、静安寺は毎年の中秋節で、精進月餅を発売する。中秋節に近づくと、長い列は数百メートルに達する。

 業界関係者の分析によると、今年の月餅の値上げは、主に原材料、物流費用などの値上げによるもので、伸び率は物価の伸び率よりすこし低い。また、9月12日の中秋節は国慶節まで間隔があるため、今年の月餅の販売量は昨年より多くないと予測されている。

 上海食品協会の責任者によると、今年の上海は約2.2万トンの月餅を生産し、売上は22億元に達すると見込まれている。

(編集:曹 俊 写真:中新社)

関連記事