【新華社アモイ6月13日】中国国家観光局の邵�h偉局長は１２日、アモイでの第３回（台湾）海峡フォーラムで大陸住民の台湾個人旅行解禁第１次実験都市を北京市、上海市、福建省アモイ市とし、今月２８日から正式実施すると発表した。また台湾側と福建住民の金門、馬祖、澎湖地区への個人旅行を解禁することで合意し、具体的実施措置を早期に再協議して決めることを明らかにした。 　

　邵局長によると、先月３１日までに台湾を旅行した大陸住民は累計２３４万人に達し、そのうち昨年が１２２万人、今年１―５月が５２万人に上った。 　

　邵局長は次のように指摘した。２００８年７月１８日に大陸住民の台湾団体旅行が解禁されて以来、両岸の観光交流?協力は急拡大し、健全かつ秩序ある好ましい発展がみられ、大きな社会・経済効果を収め、両岸各界と民衆から幅広く認められている。大陸住民の台湾団体旅行は両岸の観光業の発展を促し、両岸民衆の相互理解と感情の融合を増進し、両岸関係の平和的発展を推進する面で積極的役割を果たしており、両岸同胞の共通の利益に合致している。 　

　大陸住民の台湾個人旅行の実験は両岸の観光交流を新たな段階に進めるもので、両岸人民が行き来する新たなチャンネルが開かれる。今後、両岸は経験を総括し、積極・適切、秩序・漸進の原則に従い、状況をみて実施範囲を徐々に拡大する。 　

　台湾の観光および関係各界と共に、各業務の仕組みを築き、整え、観光の安全と観光市場の秩序・規範に取り組み、大陸住民の台湾旅行の持続的、健全、安全かつ秩序ある発展をはかる。同時に観光の産業化を推進し、両岸の観光協力のレベルを高め、観光業の共同の繁栄と発展を実現する。