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今夏の電力不足は、史上最も厳しい=国家電網
2011年 5月 24日16:19 / 提供:
電力不足の総量は史上で最も厳しい2004年を超える見込み

  今年はここ数年で電力供給の最も緊張する1年であり、電力不足の総量は史上で最も厳しい2004年を超える見込みだ。国家電網が23日開いた夏電力供給会議でアピールした。

  国家電網副総経理帥の軍慶氏によると、北京・天津・唐山、河北、上海、江蘇、浙江、安徽、湖南、河南、江西、重慶など10カ所の省クラスの電力ネットは、電力供給緊張の局面が出ると見込まれている。だが、住民生活、病院、学校など大衆の利益と国家安全に関わる重要なユーザーの電力使用を優先的に確保する。

  「電力不足の原因は、元の燃料炭不足という単一な原因から、燃料炭不足と局部的地区の発電ユニット不足、地域をまたがる電力ネットの輸送力不足などの原因に変わった。また、短期的には、それを変えにくい。また、夏のため、雷雨など悪天候、大規模な風力電力が電力ネットに入ることなど、電力の安全生産のリスクも増加する」と、帥氏は分析した。

  だが、発電ユニットはそれほど足りないとはいえ、十分だ。電力価格体制が形になっていないし、石炭と電力価格の関係をよく整理していないことが、今回の電力不足の要因だと専門家は述べた。火力発電企業は、赤字に直面して、発電の積極性が高くない。

  アモイ大学中国エネルギー経済研究センター主任の林伯強氏によると、オフシーズンで電力不足になったが、電力使用のピークでは、必ず電力不足になる。だが、政府はなんとうして、大規模な電力不足が出る可能性は低いという。

  発電ユニットは豊かで、発電企業の利益を高めて、燃料炭の運送力を増加して、電力不足は基本的に解決できるという。

  大規模の電力不足になれば、工業生産を厳しく成約して、インフレを高くすると見られている。

(編集:曹 俊)

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