Home > ニュース > 社会  > 私立早期教育機関が保育所となり、調査結果は問題だらけ
私立早期教育機関が保育所となり、調査結果は問題だらけ
2011年 4月 15日15:46 / 提供:

 「新聞晨報」14日付報道によると、近年、公立幼稚園は保育機能を次々と撤去し、私立幼稚園もそれを模倣している。では、保育を受ける子どもたちはどこに行ったのか。商機を見つけた早期教育機関が、保育所と属性を変えた。しかし、13日に調査した結果によると、早期教育機関の設立した保育所は問題だらけと言えるという。 

  まず、資格の有無は疑いがある。普陀区にある、ある早期教育センターは、2010年から、保育所を経営し始めた。保育所を経営する資格について、このセンターの陳さんは、「ご安心ください。長年経営し続け、うちの先生は皆仕事に真面目なのです」と言った。また、浦東新区丁香路にある、早期教育センター接待担当者によると、すべての先生が幼児教育の資格を持っているとは言えないという。また、保育所として経営する許可について聞かれると、接待者は正面から答えられないという。 

  第二に、コストがかなり高い。丁香路にある早期教育センターは住宅団地に設置され、担当の先生は2人いる。保育料金は、通年にすると毎月2100元で、半年にすると毎月2300元で、月単位だと毎月2800元である。保育所は2日休日制で、平均の毎日の費用は100元を上回る。また、食事代は毎月150元で、料金に含まれない。「ご飯は、ある子どものおばあさんが作ってくれ、自宅で出来上がったものをこっちに送る。彼女は幼稚園で働いていたから、子供の口が分かる」と、劉さんは自信満々に言ったという。 

  また、環境は規定に相応しくない。調査によると、麻雀ルームの隣に、あるいは商務ビルに、喧騒な大通りの隣に、設置している保育所がある。幼児が昼休みの時、近所の騒音が聞こえる。

  専門家によると、これらの保育所は、早期教育としても、保育所としても失格だという。 

  保育所の設立について、場所、従業者、安全、衛生などの面で、厳しい規定がある。教師は学前教育専門の教師資格証を持たなければならない。私立の早期教育機関は、ほとんど合格できない。 

  これまで、経営している保育所は、会社の名義で工商局に登録し、保育は増設した「業務」なので、教育部門は監督しがたいという。

関連記事