上海市民が好きないくつかの上質の茶が、このほど相次いで発売された。上海市茶葉業界協会が30日、発表した今年の第3弾の春茶情報によると、今年は茶の産地の気温上昇が普遍的に緩やかで、茶葉の発売時間が昨年より1週間前後遅れ、清明前の発売数は少し減少するが、品質は昨年より良いという。人件費の上昇によって、今年の茶葉の価格は少し上がる見込みだ。
西湖龍井の生産地で、70〜80%の茶園が茶葉を採り始め、入荷価格が15〜20%アップした。現在、上海市の茶葉販売店は、ほとんどが人件費の伸び率を小売価格に転嫁していないし、値上げをしない販売店もある。たとえば、黄隆泰の特級西湖龍井は、依然として昨年の価格で販売し、11600元/キロだ。昨年と比べると、このほど発売された西湖龍井は5〜15%値上げをしたが、5000〜6000元/キロ前後である。特級の西湖龍井は10000元/キロ以上だ。今後発売される西湖龍井の価格も、昨年より高いと見られる。浙江省龍井は1週間ほど発売されたが、800〜1400元/キロで、5〜15%アップした。
蘇州東山からの情報によると、現在、「碧螺春」については、50%の茶園が採り始めているが産量が少ない。4月初頭に、量産になる。蘇州「碧螺春」はここ数日で、徐々にデビューし、価格が6000元/キロ前後で、15%アップした。
最近の日本の放射性物質漏れの影響によって、緑葉市場のニーズは上昇している。緑葉は原子力時代のドリンクといわれ、抗放射能の効き目がある。統計データによると、中国で、1人当たりの消費量は0.4リットルで、日本人の年間消費量が20〜30リットルだ。現在、日本の放射能漏れで、日本の中国茶葉の輸入ニーズは大幅に増加すると見込まれ、福建、浙江一帯の茶葉輸出量が増えるという。
(編集:曹 俊)