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シャムワニ11匹を上海に 手続きなしに違法行為と判明
2011年 1月 28日14:12 / 提供:

 『新聞晨報』27日付ニュースよると、昨年の国慶節の前に、上海長距離バス駅の荷物検査で、当番の警察官が乗客の持っている発泡スチロール箱に、何か生き物が動いていると気付き、箱を開けると、11匹のシャムワニが入っていることを発見した。荷物の持ち主が、続き料を節約するために、違法な運送をしたのだった。

 この事件の犯罪者、張繊繊容疑者はこのほど、違法輸送希少野生動物罪で閘北区裁判所で判決を受けた。

 2010年9月26日午後2時ごろ、張容疑者(28)は上海で警察に捕まった。張容疑者は11匹のシャムワニの子の口を赤いテープでしっかり縛り、海鮮運送用の発泡スチロール箱にそのまま入れ、広西南寧から車に乗り、上海まで運んでいた。途中、シャムワニの子が2匹死亡した。専門部門の検定により、11匹のクロコダイルはすべてシャムワニだったので、希少野生動物に属す。

 

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 違法手段でシャムワニの子供を得て、本来は南匯にあるクロコダイル養殖まで連れていき、育成した後売るつもりだったと張容疑者は警察に供述した。安全検査にばれるとは思わなかったという。

 裁判所で、張容疑者は事情を詳しく説明した。南寧の養殖場で働いていたが、仕事の場所は中国とベトナムの国境にあり、中国のシャムワニ養殖の主要集中基地の一つである。実は、現地でちゃんと運送許可証を取っておけば、養殖用のシャムワニの子供の運送は合法になる。だたし、張容疑者の仕事場は現地の管理部門からかなり離れていた。規定によると、許可証を取るために、シャムワニの子供の場合は、一匹40元の手続き料が必要だという。金の節約や、手間を省くことなどの考えで、合法に達成できることも、違法犯罪のままにした。

 張容疑者の犯罪行為は社会に大きな危害を加えなかったことを考えて、裁判所は違法輸送希少野生動物罪と判決し、刑事処罰しないという。

(実習編集:郭炎君)

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