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上海の禁煙条例−−市民が喫煙者への不当喫煙阻止権限を有する
2011年 1月 12日15:23 / 提供:

  『上海市公共場所禁煙条例』によると、市民は皆、喫煙者に対する不当喫煙ストップを要求する権限を持っているという。この条例は15年間にわたり検討されて発表されたもので、公共場所での随意喫煙行為に制限を加え、市民から幅広い支持を受けている。

  昨年3月1日から上海にある中等クラスのレストランは、この条例により特定喫煙エリアを設け、そのエリア以外の場所での喫煙を禁止することになっている。同時に、喫煙者の中の85%の人は、公共場所での喫煙阻止を受け入れている。

  実際には市のレストラン業界の情報によると、同条例が実施される前に、すでにケンタッキー、マクドナルドなど500社近くの店では、厳しい禁煙措置を講じ、店の中ですべて喫煙禁止とのことである。それらのレストランでは、客は不当喫煙行為ストップを要求されると、割と受け入れるという。

  しかし当面、レストラン業界などでの喫煙禁止は、消費者または企業経営者禁煙意識の違いにより、実際の喫煙禁煙効果は思い通りにいっていない。というのは、公共場所での随意喫煙は一種の陋習になっているからである。そのため、この喫煙禁止条例でレストラン以外に12種類の公共場所での喫煙禁止を実施し、特に関係する企業経営者に対し、分かりやすい場所に喫煙禁止マークや監督電話を設置することを要求されている。一部の企業経営者は、喫煙禁止効果が良くないため処罰されたことがある。また、喫煙者は不当喫煙禁止勧告を無視し、態度が非常に悪いなら、5日間の行政拘置などの措置をとるという。

(編集:徐里平)

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