香港人の鳥インフルエンザ患者に上海来訪歴
2010年 11月 19日16:42 / 提供:
上海市衛生局が18日明らかにしたところによると、上海は鳥インフルエンザのヒト感染をモニタリングしているが、現在までに発病ケースはない。香港特別行政区は17日、鳥インフルエンザ患者が上海へ観光したことがあるとしたため、接触した人の健康状態に注目している。
上海衛生局によると、上海衛生部門は流行病学の調査を行っており、当該患者と接触した関係者に注目している。調べによると、同患者は10月23日に、夫と娘と一緒に、香港から上海に来て、1週間後に上海を2回離れて杭州と南京に行った。上海から出たのは3回だった。1日に上海から香港に戻った。2日に鼻水が出て、17日に鳥インフルエンザと診断された。患者が上海に滞在していた時、接触者は上海にいる息子と奥さん、ホテルのスタッフなどであり、現在、接触した人に健康上の問題はないという。もし、発熱、喉が痛いなどのことがあれば、病院にすぐに行き、上海市疾病予防コントロールセンターに報告するよう通知してあるという。また、ホテルの周辺にある市場の販売員に対しても、発熱、喉が痛いなどのことがあれば、病院に行くよう呼びかけたという。
また、上海は11月から、鳥インフルエンザ、原因不明の肺炎、新型肺炎、流行性脳膜炎やハシカなどを呼吸器伝染病の重点対象にし、上海市で52カ所のモニタリング場所を設置した。
(編集:曹 俊)
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