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乳児の性早熟症は粉ミルクと無関係=衛生省
2010年 8月 16日8:57 / 提供:

 

 中国衛生省は15日の記者会見で、聖元社の粉ミルクが乳児の性早熟症を引き起こしている疑惑をめぐった調査の結果を発表した。衛生省は、湖北省で現れた3件の乳児の性早熟症は聖元社の粉ミルクと関連性がないと判断し、聖元社を含む数十社の粉ミルク抽出検査でホルモン含有量の異常値が見つかっていないと発表した。  

 このほど、聖元社などの粉ミルクが乳児の性早熟症を誘発させている疑惑が浮上したことを受けて、衛生省は北京市疾病予防制御センター、中国検査検疫科学院などの専門機構に、聖元社の粉ミルクサンプル42個と他社14社からのサンプル31個を収集し、ホルモン抽出検査を求めた。その結果、検査を受けた粉ミルクからは、女性ホルモンなどの有害物質が見つからず、いずれも安全だ。  

 また、湖北省では、粉ミルクを飲んだことで胸が膨らんだと思われる3人の乳児に対して、立会い診断を行い、ホルモンや骨の年齢などを測定して、胸が膨らむ女児が性早熟症ではないと断定した。

(編集:章坤良 漫画:深セン特区報)

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