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「幼児早熟」は粉ミルクの飲用と関係ある?
2010年 8月 13日17:46 / 提供:
「聖元」製の粉ミルクを飲んだ湖南省の赤ちゃん

 中国では最近、湖北をはじめ、湖南、江西、山東、広東などの省で、国内の同じ乳製品メーカー「聖元」製の粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに胸が膨らむなど早熟現象が相次いで報告されている。保護者の間では、牛乳が良く出るように乳牛に注射したホルモンが粉ミルクに残留していたのではないかとの疑惑が出ているが、「聖元」側は「品質に問題はない」としている。  

 国内の医学や食品関係の専門家は、「早熟現象の原因はかなり複雑であり、粉ミルクによるものかどうか詳しい調査が必要だ」と伝えた。関連の調査は進められている。

 中国衛生省の報道官も、「衛生省は、関係部門ができるだけ速くこの事件を調査して適切な処理をほどこし、その結果をできるだけ速く公布するよう指示した」と述べた。  

 乳製品の安全確保のため、2008年から中国は「乳製品品質安全監督管理条例」を実施し、薬品使用期間の乳畜からの生乳の販売、買付けと加工を禁止することを明確にしている。

(編集:章坤良 写真:紅網)

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