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海南−大阪間航空便開通に目処、年内にも実現
2003年 9月 28日9:34 / 提供:

『中新網』25日付報道によると、日本と中国は海南(かいなん)省の商業航空権利用に関する開放政策に合意し、海口−大阪間の航空便就航を決定、海南省旅遊局の呉文学・局長は、その取り組みがすでに実務面での交渉に入っており、年内には就航予定であることを明らかにした。

 これに関連して、日本側では世一観光株式会社主催で、株式会社日立トラベルビューローの森川保雄?部長が団長を努める海南島考察団を派遣、12の旅行社から13名が参加し、25日から3日間の観光視察が行われている。  

 海南島の観光産業はトラベルツアー、ビジネスツアーともに年々増加しており、2002年末の海南省の公式発表では、日本からの旅行客が約2万6000から2万8000人に上ったという。

 しかし、海南島旅行には、一度、中国のそのほかの地区から乗換えが必要になっており、日立トラベルビューローの森川・部長はこの点に言及、不便な現状を指摘した。  

 また海南省中国国際旅行社日本部の郭嘉・副部長は、これまでの日本からの海南島旅行はハワイ旅行とほぼ同金額だったが、直行便の開通で旅費は3分の1に押さえられ、旅行客の増加が見込めるとした。  

 今回の計画では海南航空股フェン有限公司が1週間に2便の運行を予定、現在のビジネスツアーや高年齢層のバカンス、ゴルフツアーに加えて、若年層に対してもグルメやショッピングなどを中心に旅客増加を目指していくことになる。