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中国籍の卒業生が、エール大学に大金を寄付 光栄か恥辱か?
2010年 1月 10日14:09 / 提供:

 東方ネット10日付ニュースによると、エール大学で卒業した中国籍の学生が、このほど同校の管理学院に888万8888米ドルを寄付すると約束した。それは、同校のこれまでの管理学院卒業生の個人寄付記録を更新した。しかし、この学生が小学校から大学まで受けたのはすべて中国の教育だった。このニュースを聞いた後、国内世論の論議が起きている。   

 10日夜明けまで、エール大学の公式ウェブサイトの目立つところで、このニュースが掲載されていた。寄付した学生はLei Zhang氏で、中国の中部で育ち、大学受験の成績はトップだった。中国人民大学で国際金融を勉強し、それからエール大学でMBAを学び、2002年に国際関係修士の学位をとった。8年後、エール大学に888万8888米ドルを寄付すると決めた。マスコミの取材に対し、 Zhang氏は「エールは私の人生を換えた」と穏やかに言った。   

 「このニュースを見た時、第一反応はどうして中国の母校に寄付しないのか?」とあるネットユーザーが言った。しかし、多くのネットユーザーは落ち着いた後、Zhang氏を責め過ぎることはなく、逆に中国教育制度自身の問題を反省し始めた。   

 中国の大学は入りにくく・出やすい。だから、高校から中学校・小学校までますます不均衡になり、子供は小さい頃から試験対応の犠牲者になる。一方、大学で急に楽になる環境は、大学生が行楽と享受の傾向になる。しかし、エール大学の300年以上の歴史を見れば、20人のノーベル賞受賞者・5人のアメリカプレジデントも偶然ではない。良い学校・良い教育制度は、人の人生に影響する。Zhang氏は、エールでの在学期間が短いものの、その感嘆はきっと心からの感じだ。   

 中国籍の卒業生が、エール大学に大金を寄与する。それは中国教育の光栄ではなく、恥辱ということでもない。しかし、それは心を震撼させる警告で、中国の教育者たちは、変わるべき時だ!5000年の歴史がある大国として、多くの教育大家を誕生させた文化大国として、我々の教育はエールに負けていないだろうか?

 (編集:葉頁)