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史上5頭目の茶褐色のパンダ発見=中国陜西省佛坪で
2009年 11月 11日18:07 / 提供:
珍しい茶褐色の子パンダ

 中国陜西省南部の佛坪国家級自然保護区の科学研究スタッフはこのほど、現地の主なパンダ生息地で珍しい茶褐色の子パンダを発見した。陜西省だけでなく世界的範囲で見ても、科学的・正確に記載された記録としては5頭目の茶褐色のパンダとなる。新華社が伝えた。

 この茶褐色子パンダは11月1日昼1時ごろ、佛坪自然保護区のパンダ生息地の心臓部である三宮廟で発見された。当時に、まだ目をあけず自ら歩けず、竹の中に横になっているが、感覚が鋭いようで、近寄ろうとする人がいれば、叫び声をあげた。目撃した科学技術者は、月齢1.5〜2のこの茶褐色の子パンダは約二キロだと判断した。  

 佛坪自然保護区の科学技術者によると、茶褐色のパンダは普通パンダの黒い毛が茶褐色になったものだ。茶褐色になった原因について、まだ定説がない。現在、先祖返り説と遺伝説という2説がある。先祖返り説は茶褐色の毛は原始的な状態だと主張し、遺伝説は劣性遺伝子のホモ接合体となったと主張している。

(編集:章坤良 写真:新華社)