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台風ナンカーは上陸、珠江デルタは豪雨
2009年 6月 29日16:52 / 提供:

新華社広州特電 

 台風ナンカー(NANGKA)に襲われ、広東は局地的に集中豪雨に見舞われ、河川の水勢は上昇した。当面、人員死傷はない。  

 ナンカーが上陸した翌日に東江流域は降雨の中心地になった。27日8時〜20時、東江流域は大雨、局地的に豪雨に見舞われた。うち河源、恵州、東莞は中心地だ。珠江デルタと粤西地域は大雨〜豪雨、局地的に集中豪雨が降った。西江広東区間、北江中上流、韓江流域上流はいずれも並雨〜大雨が降った。広東防総は説明した。  

 28日、降雨は珠江デルタと粤西地域に移った。広東省水文局の最新統計では28日8時〜28日14時、珠江デルタ江門、粤西陽江は豪雨〜集中豪雨に見舞われた。うち降雨量が50ミリメートルを超えた水文ステーションは47地点、100ミリメートルを超えたのは7地点。  

 ナンカーの上陸2日以来、残留雲系と西南季節風の雲の塊の影響を受け、降雨エリアは台風リンファ(LINFA)よりさらに広くなった。水文データから見て、26日23時から28日14時まで降雨量が25ミリメートルを超えた広東省の水文ステーションは896地点、50ミリメートルを超えた水文ステーションは469地点、100ミリメートルを超えたのは116地点。  

 降雨の影響を受け、広東域内河川の水勢は上昇した。西江の水勢は前期とほぼ同じ、北江、東江、韓江はいずれも上がった。ただ、依然として警戒水位以下にある。また、33ヶ所の大型ダムおよび大部分の中型ダムは水防制限水位以下にある。  

 17時現在までに広東省は人員死傷、水利工事事故、ひどい損失に関する報告がない。