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秦始皇帝兵馬俑1号坑、3回目の発掘が開始
2009年 6月 10日9:10 / 提供:

新華社西安特電

 9日、陝西省文物局からの情報によると、中国4番目の「文化遺産の日」(6月13日)をめどに、考古者は「世界第8の不思議」と言われた秦始皇帝兵馬俑1号坑に対し、20年ぶりに3回目の発掘を行う予定だ。  

 秦始皇帝兵馬俑博物館の考古隊長、劉占成氏は「陝西省考古研究所秦始皇帝兵馬俑考古隊は1978年から1984年まで兵馬俑1号坑に対し、発掘を行い、1087点の陶製兵馬俑を出土させた。考古隊は1985年、1号坑に対し、2回目の考古発掘を行っていたが、当時は技術や設備の不備から、1年間で終わった」と語った。  

 秦始皇帝兵馬俑博物館が今年、3回目の考古発掘を開始した背景には、同博物館がこの間、国家文物局から考古発掘資格を取得し、能力的には、出土文物を守ることができる事情がある。数十年前の2度の発掘と比べ、今回の発掘で、多くのなぞを明かすと期待されている。例えば、1号坑に将軍俑があるのか?彩色上絵兵馬俑の保存状態がよいのか?人々は期待にあふれている。  

 同博物館の呉永h館長は「今回の考古で秦始皇帝兵馬俑博物館が初めて1号坑を単独で発掘し、任務は重いが、相当な記念の意義はある。発掘する予定の区域は1号坑の中間より北にあり、今年の発掘面積は国家文物局から認可を得た200平方メートルで、これからは発掘を広げていく」と語った。